日本ハム・大谷翔平投手(22)が二刀流復帰を前に、バットで大暴れした。3日のオリックス戦に3番でスタメン出場し、初回の先制打を含む3安打。今季最多の19安打で12点を挙げる打線の爆発を演出した。投手としては6日のロッテ戦(旭川)で、後半戦初の先発マウンドに立つことが内定。その投打で、優勝マジック減らしに入った首位・ソフトバンクを追う原動力になる。
外角低め。それもボールゾーンだった。大谷は左腕・八木のスライダーに対し、両手を目いっぱい伸ばす。火を噴くような弾丸ライナーが中前で弾んだ。8回に浴びせたこの日3本目の安打で、今季8度目の猛打賞。ソフトバンクに絶対、独走させない。「逆襲のキーマン」が前夜の鬱憤(うっぷん)を晴らす猛打爆発に加勢した。
「安打が出る分には良い。こういう試合展開だったし、緊迫した時では試せないこともできたので良かった。“何となく打席に入って、打って”ということはなかった」
そのバットは初回から火を噴いた。無死一、三塁。フルカウントからオリックス先発・ディクソンの縦割れのカーブに食らいつく。「内容としては良かった。3ボール2ストライクだったのである程度(ストライクゾーンを)広くいった」。内角球に腕を畳み、最後のフォロースルーは右手一本。技ありの先制打に続き、6回にも右前へ運んだ。前日は内野守備のほころびをきっかけに痛恨の逆転負けを喫し、自力優勝が消滅した。一夜明け、大谷が口火を切っての大勝劇。首位・ソフトバンクは勝ち、マジックを19に減らしたが、背後をぴったりマークだ。
「投手・大谷」の復活も近づく。この日までに、6日ロッテ戦での先発復帰が内定した。前半戦最後の登板でつぶした右手中指のマメはすでに完治しており、登板は救援で1イニングを投げた7月24日のオリックス戦(札幌ドーム)以来。先発はオールスター前の同10日ロッテ戦(同)以来となる。
打撃好調で打線から外せない状況が続いていたが、ここにきて先発陣に疲労が色濃い。この日、ここ6戦勝ちがない有原の出場選手登録を抹消した栗山監督は「(有原は)投げる曜日を変えてあげたい」と説明した。6日の復帰登板は2、3イニングの予定だが、21、22日にはソフトバンクとの今季最後の直接対決が控える。最速163キロを誇る二刀流の絶対エースで必ず巻き返す算段だ。
4日の試合前にブルペン入りして最終調整する予定の大谷は「細かいことの修正というよりは、ゲームに向けての調整になる。実戦は久々なので、内容よりゼロに抑えたい」と息巻いた。目標は自身初の優勝、ただ一つ。突き進む道から1ミリもぶれることはない。 (柳原 直之)
≪大谷先制打なら今季7戦全勝≫大谷(日)が初回に決勝点となる先制打。今季大谷の先制打は7度目で、そのまま勝利打点となったのは5度目。残り2試合も含めチームは7戦全勝だ。パ・リーグで先制打が7度以上の打者は大谷を含め16人いるが、チームが全勝しているのは大谷だけ。14年4月23日ソフトバンク戦からはこれで17連勝となった。
(スポニチアネックス)
火曜日先発で、水から日を打者か。
ソフトバンク戦に間に合わせるか。
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