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岸田文雄首相が10月の衆院選で落選した石原伸晃氏を内閣官房参与に任命したことに批判が集まっている。2人が盟友関係にあることから「税金でお友達救済はあり得ない」などとネットを中心にバッシングが加速。落選議員の中には企業に雇われる人もいるが、時の内閣が〝救済〟とは頭が痛い。 石原氏が担うのは観光分野で、岸田氏にアドバイスをする役割だという。6日に辞令が交付された際、石原氏は記者団に「選挙は不徳の致すところだ。勝負は時の運。まだ十分に体力、能力はある。国、地域のため内閣にお役に立てるアドバイスをしたい」と批判を打ち消すように意気込みを語っていた。 岸田氏の狙いは石原派を自派に取り込むことだとも指摘されているが、岸田氏と石原氏が盟友関係にあるのも事実だ。2人は年に1回開かれる「ドライマティーニの会」の参加者。2000年の加藤の乱の時に岸田氏も石原氏も加藤派(宏池会)におり、この会は当時の思い出が詰まったドライマティーニで乾杯する趣旨だという。さらに9月の自民党総裁選でも首相を支援した。絆の固さを思わせる。 そんな背景もあり、タレントのぜんじろうはツイッターで「岸田政権は失業対策をしっかりされるんだな~と感心いたします!」と皮肉を投げかけていた。 SNSでも「国民がダメだと言っている人間をどうして登用するかな」「わざと支持率落としてないかい?」「なんで税金使って、石原伸晃の再就職を世話しなきゃいかんのか」と批判が殺到。かつて石原氏が新型コロナに感染した際に即入院した時も批判が集まったが、その時並みである。ちなみに内閣官房参与には勤務1日につき2万6400円が支給される。 このようにネットでは岸田氏の〝お友達救済〟に反感が広がっている。 「選挙に落ちたらただの人」なんて表現もあるが、実は全員がそうとは限らない。永田町関係者は「落選した議員を雇う企業があるんですよ。何かしらの肩書きを与えるのです」と明かした。元国会議員の人脈に期待しているのか、将来的に国政復帰した際にパイプ役になることを期待しているのか。どちらにせよ、企業としてメリットはありそうだ。 しかも、かなりの報酬が支払われることもある。「落選中にそうした企業に雇われていた国会議員と話したら、『落選中の方が復帰した今より年収が多かった』って言うんですよ。肩書きだけで仕事はしてないと思っていたので、そんなにもらっていたとはビックリしました」(前出の関係者) 最低でも年収2000万円はあったということか。元国会議員という経歴があるといろいろな誘いがあるのだろう。もっともこのように民間企業に〝救済〟されるのはともかく、時の内閣が〝救済〟するとなると話は別だ。 この件以外にも「アエラドット」が石原伸晃事務所がコロナ助成金を受給していたと報道。疑問の声が噴出している。衆院選で岸田氏は国民の声が書いてあるという岸田ノートを見せびらかしていたが、もしかしたら白紙なのかもしれない。
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心情的にコロナ給付金を受けてはダメでしょう。
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