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私は無駄に長い距離を歩いていたの? これからは、1万歩ではなく7千歩がマジックナンバーになるの? 答えはイエスでもあり、ノーでもある。1日7千歩は非常に立派。長生きにつながるし、達成したら自分を褒めてあげるべき。逆に、1万歩に満たなかったというだけで、自分を責める必要もない。とはいえ、多ければ多いほど良いのは確か。世界保健機関(WHO)も、2020年に発表した『身体活動・座位行動ガイドライン』の中で、「どんな運動も健康の改善につながる」と明記している。 動けば動くほど、うつ病、不安神経症、認知機能低下のリスクが下がり、認知症の発症が遅れ、体と心が強くなる。疼痛とストレスが減り、日常生活が活気づき、寿命も延びる。
「運動は、その種類や長さを問わず、心身の健康を改善しますが、多いに越したことはありません」と話すのは、WHO健康増進部門長のルーディガー・クレッチ博士。「会社や学校で座って過ごす時間が長いなら、その悪影響を中和するため、運動量を増やしましょう」 これからの目標は1万歩ではなく7千歩かもしれないけれど、どちらも単なるガイドライン。これだけ歩けば、確実に寿命が延びるという数字はない。本当に大切なのは、ソファでゴロゴロしたいときも、心と体と精神に必要なものをあげること。 さまざまな方法で毎日体を動かそう。ウォーキングやサイクリングでも、クロスフィットでも、ヨガやピラティスでも、ガーデニングでも、何でもOK。楽しい体の動かし方を見つけて、毎日続ける。この世に生きている限り。座りがちな現代において運動は、すればするほど良いわけだから。
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運動しよう。
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