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2022年2月2日水曜日

“衝撃”の調査結果…「熊本県産」アサリの97%が「外国産」

中国産を熊本県産として販売するアサリの産地偽装問題で、国は「熊本県産として売られていたアサリの97パーセントが外国産の可能性が高い」と発表した。 ■金子農水相 「年間の漁獲量を大幅に上回る量の熊本県産アサリが販売されていると推測される結果となった」 国の調査で浮かび上がったアサリの産地偽装の疑い。 おととし1年間の県内のアサリの漁獲量が21トンだったのに対し、去年3か月間に熊本県産として販売された量は推計2485トン。 実態とかけ離れた状況に、農林水産省が調査に乗り出した。 全国のスーパーなどで熊本県産と表示された31のサンプルのDNA鑑定から、97パーセントが「外国産である可能性が高い」という結果が出たのだ。 ■熊本県・蒲島知事 「直ちに産地偽装を根絶する取り組みを行わなければ熊本ブランドの未来はない」 一方、蒲島知事は30日、県漁連に活きアサリの出荷を2か月間停止するよう要請。 市場に出回る熊本県産のアサリを実態調査をすると発表していた。 国は業界団体に産地表示の確認徹底を通知するとともに、消費者庁など関係機関と連携をとり、厳正に対処する方針。 この問題で地元・熊本でも波紋が広がっている。 取材したスーパーでは、「熊本県産」として販売していたアサリのラベルを31日に「中国産」に貼り替えた。 仕入れ先の業者から「中国産だったので表示を変えてほしい」と連絡があったという。 ■スーパーの店員 「(中国産のアサリを)ばらまいてすぐ出すとは考えてなかったので、びっくりした」 対応に追われる「売り手」が心配するのが、消費者の反応だ。 ■消費者 「(産地偽装を聞いて)やっぱり嫌。小さい子どももいるので意外と(産地を)選んで買ってる」 「由々しき事態。消費者としてはお店を信用して買うことが普通なので、不安になって手が出しにくくなる」 食への信頼を揺るがす産地偽装問題。 生産者にも動揺が広がった。 ■鏡町漁協・徳田司組合長 「Q.一生懸命育てている生産者からすると?腹立たしい」 約5ヘクタールの漁場が広がる八代市の不知火海。 鏡町漁協ではおととしの漁獲量が県内の4割を占める8.5トンにのぼった。 漁協では、砂利を入れた漁場づくりやエイの食害を防ぐ防護ネットをはるなどして、県産のアサリを卵から育てている。 ■鏡町漁協・徳田司組合長 「アサリは完全なるここの地のもの。熊本県産」 しかし、春先から予定していた出荷は県の要請を受けて一時断念することに。 行政には産地偽装を行った業者への厳しい措置を求める。 ■鏡町漁協・徳田司組合長 「出荷停止は仕方ない。今のままでずっとやっていたら何ら改善はできない。規制と罰則をつくれば産地偽装はなくなるのではないか」 

(くまもと県民テレビ)

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 中国産では売れないから、氷山の一角でしょうか。

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