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2015年6月24日水曜日

<国会延長>「戦後最長は非常識」批判 衆参審議ストップ

 安全保障関連法案の成立を目指した国会会期の延長に対する野党の反発で、23日は衆参両院の審議がストップした。野党各党は「戦後最長」(安倍晋三首相)の95日間の延長を「非常識」(民主党の枝野幸男幹事長)と批判しており、週内に審議が再開できるか微妙な情勢だ。与党は正常化に向けて働き掛けを強めるとともに、関連法案の早期の衆院通過に向け、党内の引き締めに乗り出した。

 「95日間も延長したら国会や党職員の夏季休暇が取れない」。民主党の榛葉賀津也参院国対委員長は23日、参院自民党の吉田博美国対委員長と会談し、大幅延長に苦言を呈した。これに対し、吉田氏は「うちは国民の方を向いてやっている」と反論して物別れに終わり、審議再開のめどは立たなかった。

 参院では同日、環境委員会など5委員会を開いて特許法改正案など4法案を採決する予定だったが、野党の協力が得られず、すべて見送られた。

 野党は与党による一方的な会期決定に反発しており、民主の細野豪志政調会長は記者会見で「極めて異常で認めることはできない」と批判した。安保関連法案で与党との修正協議を視野に入れる維新の党の柿沢未途幹事長も「審議時間だけ積み上げ、数で押し切る国会運営に怒りを感じる」と発言。参院送付後60日以内に採決されない場合、衆院の出席議員の3分の2で再可決できる憲法の「60日ルール」を使わないよう、与党に確約を求める考えを示した。

 こうした野党の対応について、菅義偉官房長官は「審議を十分にすべきだという主張があり、戦後最大幅で延長した。審議拒否ではなく建設的な姿勢で審議に臨んでほしい」とけん制した。

 自民の23日の役員会では、谷垣禎一幹事長が「時間があるから大丈夫だと緩まないよう、しっかりやろう」と呼び掛けた。憲法審査会での憲法学者の「違憲」表明など、国会運営上の「ミス」から関連法案の審議が混乱した経緯があり、衆院通過が大きくずれ込まないようくぎを刺した。高村正彦副総裁も「長くて暑い夏になるが、緊張感を持ってやっていきたい」と語った。【高橋克哉、村尾哲】
(毎日新聞)

 国会延長に、職員の夏季休暇が取れないと批判する民主党は、おバカだろう。
 それならば、国会を空転させないで議論すればいいだろう。

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