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2015年8月20日木曜日

東海大相模45年ぶりV 小笠原自ら決勝弾

 第97回全国高校野球選手権大会は20日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で決勝戦。仙台育英(宮城)と東海大相模(神奈川)が対戦し、1点を争う競り合いになったが、九回に本塁打で勝ち越した東海大相模が、仙台育英を振り切って、1970年以来、45年ぶり2度目の優勝を果たした。東北勢の優勝は今回も持ち越しとなった。

 〇東海大相模(神奈川)10-6仙台育英(宮城)●

 東海大相模は九回、ここまで投げ続けてきたエースの9番・小笠原が初球を右翼席に運び、今大会32号となる本塁打で勝ち越し。続く3番・杉崎、4番・豊田にも適時打が飛出し、この回一挙4点を挙げて勝負を決めた。

 東海大相模は3回戦以来の先発となる左腕・小笠原、仙台育英は右腕・佐藤世が準決勝に続く先発。東海大相模は一回、1番・千野の左前打を足がかりに1死二塁とし、3番・杉崎、4番・豊田の連続適時長短打で2点を先取した。東海大相模は三回1死から、杉崎、豊田の連打で一、二塁とすると、5番・磯網の左前適時打、6番・長倉の左翼線二塁打でさらに2点を追加した。

 4点を追う仙台育英は三回、1死から1番・佐藤将が内野ゴロ悪送球で二塁に進むと、2番・青木の中前適時打で1点を返した。さらに3番・平沢が右中間二塁打でつなぎ4番・郡司の右前適時打で2点目。5番・百目木の中前適時打でもう1点を返し、この回3点をあげ、三回を終了して4ー3と1点差に詰めよった。

 東海大相模は四回にも2番・宮地と豊田の適時打で2点を追加し突き放すが、仙台育英は六回、途中出場の山本が四球で出塁。代打の西巻、8番・谷津が安打でつないで、2死満塁の好機に佐藤将が走者一掃の左中間三塁打を放って6-6の同点に追いついた。
(毎日新聞)

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