傷害容疑で逮捕されたのは、慶応義塾大法科大学院生の小番(こつがい)一騎容疑者(24)。8月13日午前7時40分ごろ、東京都港区のビル4階にある法律事務所で、男性弁護士(42)の顔を数回殴り、意識もうろうとなって倒れたところをズボンを脱がして、持っていた枝切りバサミ(全長約20センチ、刃渡り6センチ)で局部を切断した疑い。局部はトイレに流したという。
平成の、男版阿部定事件だ。
お盆休み期間の早朝で、閑散とした事務所内での異様な光景だが、現場には小番容疑者の20代の妻もいた。この事務所で働いていて、男性の担当職員だった。昨春、男性がこの事務所に移籍してきたときに、一緒に移ってきたという。男性を知る法曹関係者は、
「企業法務が専門で、非常に能力が高い先生だ。担当職員が弁護士と一緒に移籍するのは珍しいことではない。小番容疑者の妻は、仕事は真面目だが、地味なタイプで、あまり印象がない。男関係が派手な印象もなく、結婚していたことも知らなかった」
と話すが、3人の間には、交際をめぐるトラブルがあったとみられ、事件当日について小番容疑者は「話し合いをしていた」と供述しているという。
強行手段に出た小番容疑者は、2011年にボクシングのプロテストに合格し、都内のボクシングジムに所属。だが、実績はなく、現在はジムも辞め、法曹界を目指して勉強中の身。愛する妻と、やり手の弁護士の間に挟まれて、プライドが傷ついてしまったのか。
それにしても、気になるのは男性の体だ。泌尿器科の医師に聞くと、
「局部には太い血管はないので、出血さえ止まれば命に別条はありません。尿道は残っていますし、簡単な処置で済む。尿道を締める筋肉は、体の奥にあるので、尿が漏れることもありません」
と、何ともあっさりした答えが返ってきた。ただ、性的な意味では、救いがないようで、
「トイレで流されてしまった局部は、縫合が難しい。睾丸が残っているので、精子を作ることはでき、長さが残っていれば、射精もできるかもしれませんが、性行為はできないでしょう。シリコンなどで人工的に形成してもこれまで同様にはできません」(前出の医師)
何ともイタいKOだ。
※週刊朝日 2015年8月28日号
(dot)
異常な凶行だろう。
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