笑顔はない。サヨナラ負けが悔しかった。ただ、日本ハム・斎藤は確実に手応えを感じた。
「全部ストライク先行でいけた。どの球種でも勝負できたのが大きかった」
5回2/3を投げ、4安打2失点。勝利投手の権利を得て降板した。救援陣が崩れ、昨年9月29日の西武戦(札幌ドーム)以来320日ぶりの白星は逃したが、好投は好投だ。初回は3者連続三振。2回も2三振を奪う圧巻の立ち上がりを見せ、3回に2点を先制されても以降は崩れなかった。
中継ぎから先発に再転向して2度目の1軍マウンド。自分が生きる道をより明確にした。全92球中、フォークは43球で46・7%。前回の8日楽天戦(札幌ドーム)も3割以上を占めたフォークを武器に5回2失点と粘りの投球を見せていたが、一段と比率が上がった。
「(投球スタイルの)変化として分かりやすいところ」。投球全体の1割ほどにすぎなかった開幕当初とは別人で、決め球だけでなく、カウント球としても使うようになった。7三振中、そのフォークで5つを奪い、栗山監督は「勝たせてやりたかった」と残念がったほどの内容。次回登板は22日のオリックス戦(東京ドーム)が有力だ。
登板は2度続けて、夏の甲子園を戦う母校・早実の試合日と重なった。仙台市内の宿舎でテレビ観戦し、自身が全国制覇した06年以来の8強進出を見届けて「僕も負けられない気持ちがあった」。再び輝きを取り戻すため、斎藤が先輩の意地を見せた92球でもあった。 (柳原 直之)
▼日本ハム・宮西(2点リードの8回にウィーラーに同点2ランを被弾)失投です。(斎藤)佑ちゃんも頑張っていたし、絶対に勝たせてあげたかった。(4連投の)疲れとか言ってられない。
(スポニチアネックス)
直球が通用しないから、フォーク主体も、抑えられれば何でもありだろう。
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