2020年東京五輪の大会エンブレムが、ベルギーにある劇場のロゴマークなどに似ていると指摘された問題で、エンブレムをデザインしたアートディレクターの佐野研二郎氏の原案が現在のものと違っていたことが26日、わかった。
審査委員代表の永井一正・日本グラフィックデザイナー協会特別顧問が、読売新聞の取材に答えた。
永井氏は、エンブレムの原案は当初、「円を感じさせる(下部の)Lのような部分はついていなかった」と説明。その後、エンブレムを管理する大会組織委員会が原案を国際商標登録しようと世界中の商標を確認したところ、似たようなデザインが既に登録されていた。そのため幾度か佐野氏が修正を行い、発表されたデザインになったという。大会組織委によるとベルギーの劇場のロゴマークは商標登録されていなかった。
(読売新聞)
五輪エンブレム問題は、それ自体の盗作模倣もあるが、それ以前に五輪エンブレム以外の盗作・模倣疑惑発覚で、誰も佐野氏を信頼できないところが、この問題の本質だろう。
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