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2015年8月3日月曜日

サウジ国王、滞在切り上げ出国=経済効果、夏の夜の夢―仏

 【ニース(フランス)AFP=時事】フランス南部の保養地コートダジュールで夏休みを過ごしていたサウジアラビアのサルマン国王が2日、約3週間の滞在予定を切り上げモロッコへ出国した。
 当局が明らかにした。巨額の経済効果が期待されたが、夏の夜の夢に終わった。
 国王滞在中、別荘に近い海岸は独占のため封鎖され、住民が抗議の署名を行った。これに対し、ホテルは1000人以上の取り巻きの宿泊費を900万ユーロ(約12億円)と見込み、高級服店などでの売り上げも好調。地元商工会議所は反対派に「滞在を切り上げられたり、来年再来年と来てくれなくなったりしたらどうする」と逆に抗議していた。
 しかし、不安は的中。国王は8月20日までの予定を切り上げ、滞在わずか8日で取り巻きと一緒に出国した。取り巻きの一部は住民の視線が不快だと言い残した。国王出国に伴い、海岸封鎖は3日朝、解除される。
(時事通信)

 巨額の経済効果も夢か。

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