早実(西東京)の怪物ルーキー、清宮幸太郎内野手(1年)が“ウイニングショット撃ち”で史上7人目の3戦連発に挑む。大会休養日の18日、チームは19日の準決勝に向けて大阪市内で2時間の練習を行った。2戦連発中の清宮は、対戦する仙台育英(宮城)のエース・佐藤世那投手(3年)のフォークを攻略し、チームを9年ぶりの決勝進出に導くことを誓った。
波に乗った怪物ルーキーに怖いものはない。大会史に残る記録への挑戦も、相手のウイニングショットも、まとめてかかってこいだ。斎藤佑樹(日本ハム)を擁して初優勝した06年以来の決勝進出へ、清宮は「自分の形を崩さずに打てば、どんなピッチャーでも打てると思う」と、自信をのぞかせた。
準々決勝の九州国際大付戦(17日)で、48年の学制改革以降では1年生で初となる2試合連続本塁打。次に期待されるのは、香川、清原ら過去6人しか成し遂げていない3戦連発だ。記録が往年の名選手と比較されることに「歴代の方々と並べたことはうれしいが、チームが勝つことが最優先。狙っているわけではない」としながらも「自分の形で入れば、自然と結果はついてくる。(3戦連発も)出たらいいかなと思います」と、意欲を口にした。
難敵を打ち砕くイメージもある。仙台育英の最速146キロ右腕、佐藤世の最大の武器はフォーク。高校生では高速といえる130キロ前後を計測するが、ひるむつもりはない。
「見極めは難しいと思うが、しっかり対応して甘い球を打てればいい。自信のある球を打たれるのは、ダメージが大きいと思う」。ウイニングショットを捉えること。それが大会屈指の右腕攻略への近道になる。2回戦では広島新庄の好左腕・堀のスライダーに対応して先制打。狙うのはその再現だ。
この日のフリー打撃では、柵越え1本ながら、最終30スイング目で両翼100メートルある球場の右中間席にぶち込んだ。準々決勝で負傷した左手親指に痛みは残るものの「打撃は全然悪くなかった。大丈夫」と不安はない。
今大会の活躍で、28日に開幕するU-18ワールドカップ(大阪、兵庫)の高校日本代表候補にも浮上。「自分が入っていいのかという気持ちもあるが、もし選んでいただけたらうれしい」と目を輝かせた。記録にも記憶にも残る快音をまた聖地に響かせて、清宮が決勝へのキップをつかみ取る。
(デイリースポーツ)
清宮が、好投手世那の直球・フォークを打てるか、抑えられるか。
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