【米大リーグ】エンゼルス-ヤンキース(8月30日・日本時間31日 アナハイム/エンゼル・スタジアム) エンゼルス大谷翔平投手が「2番・DH」で先発出場し、5回無死の第3打席に3試合ぶりとなる42号ソロを放った。本塁打王争いで猛追してきたゲレロJr.(ブルージェイズ)、ペレス(ロイヤルズ)に再び4本差をつける両リーグトップの一発。ホームでは24本目となり、トロイ・グロスが2000年に記録した球団記録に並ぶとともに、同年グロスが記録したシーズン球団記録に47本にあと5本と迫った。 今シーズン数々の記録を打ち立ててきた大谷だが、2カ月連続で月間MVPを獲得した“打者大谷”は、調子が下降線。8月の月間打率は.205、直近7試合でも24打数3安打1本塁打、打率.125で、26日(同27日)の第1打席に41号を放って以来、前日までに12打席連続ノーヒットとなっていた。さらに28日(同29日)には、右手首を150キロの速球が直撃。あわや骨折かというシーンに、地元ファンからは悲鳴が飛び交うアクシデントも起き、この試合でも痛みに耐えての出場となっていた。第1打席、第2打席はいずれも見逃し三振に倒れていたものの、第3打席ではかつての同僚ヒーニーが投じた甘い変化球をフルスイング。夜空に高々と打ち放つ完璧な勝ち越し弾となった。 打球速度111.8マイル(約180キロ)、飛距離413フィート(約131メートル)という久々に放った手応え十分の一発は、次なる記録への再スタートだ。前の試合で球団初、メジャー32人目の40本塁打、20盗塁の「40-20」を記録。「50-20」となれば、2007年にアレックス・ロドリゲス(ヤンキース)が記録して以来、史上2人目。「50-25」まで伸びれば史上初の快挙だ。今日の42号で年間ペースは51.5本、盗塁は24.5個となっただけに、この快記録も十分に射程圏内だ。 また投打二刀流としても、次の記録に近づいた。投手としても8勝を挙げていることから「10勝・50本」という夢の数字も現実的なものに。1918年にベーブ・ルースが記録した「2ケタ勝利・2ケタ本塁打」となる「13勝・11本」を大きく上回る数字を残せば、当確と言われているMVPも、さらに確実なものになる。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
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痛みを耐えての出場で、42号本塁打は素晴らしい。
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