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2015年6月6日土曜日

FIFA汚職 元副会長が暴露宣言 会長の秘密も

 【サンパウロ朴鐘珠】2010年ワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の招致に絡み、賄賂を受け取ったなどとして起訴された国際サッカー連盟(FIFA)元副会長、ジャック・ワーナー被告(72)は3日、事件の内幕を全て暴露すると宣言した。辞意を表明したブラッター会長に関する秘密も例外視しないと述べた。11年までFIFA理事会に28年、うち副会長職に14年間居座った被告が米司法省などとの司法取引に応じて供述すれば、事件の解明が一気に進む可能性がある。

 ワーナー被告は母国トリニダード・トバゴで保釈中。ロイター通信などによると3日、テレビ番組などで「命の危険を感じている」「こんな日がいつか来ると恐れながら沈黙を守ってきたが、これ以上秘密は守れない」と心境を吐露。FIFA内のカネの流れに関する資料を「ブラッター氏関連のものも含めて」国内外の捜査当局に提供するよう、既に弁護士に指示したという。「もう後戻りはできない」とも述べ、秘密の暴露によって「雪崩」を起こしてみせると言い放った。

 ワーナー被告は収賄や資金洗浄などの罪で起訴されている。トリニダード・トバゴの警察に5月27日に出頭したが、翌日、約5000万円の保釈金を納め釈放された。ブラッター氏が起訴されなかった点に不満を隠さず、「もし私が怪しいのなら彼も同罪だ。なぜ彼に捜査が及ばないのだ」と公言していた。

 ワーナー被告はこれまで、在任中の行為に違法性の認識はなかったと強気を保ってきた。だが、米司法省の調べに息子2人が罪を認めただけでなく、3日に公開された元理事の公判記録などから、南ア側からワーナー被告などに渡ったカネが賄賂だった可能性が一段と高まっていた。
(毎日新聞)

 ワーナー元副会長が司法取引に応じると、ブラッター会長の逮捕も近そうだ。

 資金洗浄とは、マネロンのことで、薬物から対テロ対策の取締強化のため米国が力を入れているが、違法収益の口座凍結没収や、不正加担した金融機関への罰金が話題になっている。米国が積極的に金融戦争を仕掛けているという人もいる。

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