ワーナー被告は母国トリニダード・トバゴで保釈中。ロイター通信などによると3日、テレビ番組などで「命の危険を感じている」「こんな日がいつか来ると恐れながら沈黙を守ってきたが、これ以上秘密は守れない」と心境を吐露。FIFA内のカネの流れに関する資料を「ブラッター氏関連のものも含めて」国内外の捜査当局に提供するよう、既に弁護士に指示したという。「もう後戻りはできない」とも述べ、秘密の暴露によって「雪崩」を起こしてみせると言い放った。
ワーナー被告は収賄や資金洗浄などの罪で起訴されている。トリニダード・トバゴの警察に5月27日に出頭したが、翌日、約5000万円の保釈金を納め釈放された。ブラッター氏が起訴されなかった点に不満を隠さず、「もし私が怪しいのなら彼も同罪だ。なぜ彼に捜査が及ばないのだ」と公言していた。
ワーナー被告はこれまで、在任中の行為に違法性の認識はなかったと強気を保ってきた。だが、米司法省の調べに息子2人が罪を認めただけでなく、3日に公開された元理事の公判記録などから、南ア側からワーナー被告などに渡ったカネが賄賂だった可能性が一段と高まっていた。
(毎日新聞)
ワーナー元副会長が司法取引に応じると、ブラッター会長の逮捕も近そうだ。
資金洗浄とは、マネロンのことで、薬物から対テロ対策の取締強化のため米国が力を入れているが、違法収益の口座凍結没収や、不正加担した金融機関への罰金が話題になっている。米国が積極的に金融戦争を仕掛けているという人もいる。
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