翌14日、山田容疑者のフェイスブック(FB)には、通天閣(大阪市)の写真とともに、「最後の大阪を満喫!!」という何ごともなかったかのような言葉が残されていた。山田容疑者は府警の調べに、死体遺棄容疑を否認している。
◆事件前後
「やっぱ、地元最高です!! 帰って来たなぁ~って感じ!!」
11日午後6時29分。山田容疑者は自身のFBに、自宅の最寄り駅の京阪電鉄・香里園(こうりえん)駅の写真を投稿し、こう書き込んだ。山田容疑者は、東京電力福島第一原発事故の除染作業員として、福島県内で働いており、お盆休みで帰ったという。
2日後の13日朝、山田容疑者は平田さんと同級生の星野凌斗(りょうと)君(12)(21日に遺体発見)を自らの軽ワゴン車に乗せたとみられる。逮捕容疑では、午後11時頃に平田さんの遺体を遺棄したとされている。
翌14日の午前11時37分。山田容疑者はFBに「暑~!! 早ければ今夜にでも大阪出発するので最後の大阪を満喫!!」と書き込み、通天閣など6枚の写真を掲載した。
15日午後9時頃には、千葉市・幕張のカレー屋を訪れた。福島に戻る途中とみられる。カレーの写真とともに、「やはり期待を裏切らない美味さ!!」と記した。捜査関係者によると、山田容疑者はその後、福島に戻ったが、数日後に再び大阪に帰り、21日逮捕された。
◆「波瀾万丈」
捜査関係者や知人によると、山田容疑者は寝屋川市に隣接する大阪府枚方市の小中学校を卒業。同じ中学で1学年下だった女性(44)は「女の子に物を投げることがあり、何を考えているかわからなかった」と振り返る。
中学卒業後は、近所の雑貨店でアルバイトをしていたこともあった。当時を知る知人は「暴走族に入っていたが、おとなしく、使い走りをさせられるタイプだった」と話す。
31歳だった2002年3月に京阪電鉄・寝屋川市駅近くなどで少年らを車内に監禁したとして、翌月逮捕された。山田容疑者は先月上旬、母校の中学を訪れたことをFBに記し、「卒業してからメッチャ波瀾(はらん)万丈の人生を歩んで来た俺!!」と書き込んでいた。
現在、両親と暮らす自宅マンションでは、住民にほとんど見かけられることがなかったが、近くのエステサロンを経営する女性(30)は「山田容疑者に似た男に何度も、携帯電話で撮影されたり、追いかけられたりし、警察に相談していた」と打ち明けた。
(読売新聞)
こんなバカに殺されて、故人、親は無念だろう。
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