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2016年12月28日水曜日

「歴史的」「アジアが先」=真珠湾訪問、評価二分―各地の戦争資料館長

 安倍晋三首相が28日(日本時間)、犠牲者を慰霊し、二度と戦争を繰り返さない決意を表明した真珠湾訪問。

 日本にある戦争や平和関連の資料館館長らからは「歴史的に(意義が)大きい」との評価の一方、「謙虚さが足りない」など批判的な声も上がった。

 広島県の呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)館長の戸高一成さん(68)は「両国の責任者が、直接真珠湾で慰霊したことに意味があり、非常に良かった」と評価する。首相が謝罪しなかった点も「戦争はどちらかが一方的に悪いわけではない。謝罪ではなく反省するもの」と指摘。両首脳の未来や次世代に向けた演説を含め、今回の訪問を「歴史的に大きい一つのアピールになった」と称賛した。

 一方、東京大空襲・戦災資料センター館長で作家の早乙女勝元さん(84)は、演説で強調された同盟関係について「純粋な平和同盟ではなく軍事同盟だ」と懸念。沖縄県で再開された普天間飛行場の移設工事に触れ、「『和解』や『寛容』という言葉が空虚に聞こえる。日本が侵略と植民地支配を繰り広げた中国や朝鮮半島への謝罪が先ではないか」と疑問を呈した。

 長野県上田市の無言館(戦没画学生慰霊美術館)館主の窪島誠一郎さん(75)も「『謝罪なき和解』というセレモニーを、日米共同で制作した感じ」と手厳しい。首相の演説を「謝罪を避けるという根本的な無理が、言葉の弱さにつながっている」と批判。同盟関係を強調した点についても、「アメリカのためなら戦争しかねない。大戦(という過ち)を犯したという謙虚な姿勢が足りない」と不快感を示した。
(時事通信)

 謝罪は必要ないだろう。
 旧体制の過ちを、いつまで誰が謝罪するの。

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