クラブW杯決勝の鹿島アントラーズ対レアル・マドリーで主審を務めたザンビア人のジャニー・シカズウェ氏が、疑惑の判定についてコメントした。同氏は、「副審とのコミュニケーションがうまくいかなかった」と主張している。スペイン紙『マルカ』が伝えた。
話題になっているのは、後半終了間際のジャッジだ。セルヒオ・ラモスが金崎夢生を倒した際、シカズウェ主審はカードがある胸ポケットに手をあてた。すでに警告を受けていたS・ラモスは、イエローカードが出たら退場になる状況だったが、主審は結局カードを出さずに流れている。
このシーンについて鹿島の石井正忠監督は「レフェリーが勇気を持てなかった場面が1つあったと思う」と苦言を呈し、MF永木亮太は「レフェリーが一番レアルをリスペクトしていると感じた」と不満げだった。
鹿島陣営だけでなく、この判定は世界的に疑惑のジャッジとして取り上げられている。
だが、シカズウェ氏は、「私と副審の間の伝達不良だった」と主張。カードに手をかけたのは、「(副審から)イヤホンでファウルだと言われ、彼は『カードじゃない』と言った。それが私には『カードだ』と聞こえてしまったんだ」と説明している。
厳しい意見が向けられている同氏だが、「この機会をくれた神様に感謝している。アフリカ人レフェリーとして初めてクラブW杯決勝で笛を吹くことができた。アフリカサッカーがトップレベルに成長してきているということだ」と語り、大舞台で主審を務めたことを誇りに思っているようだ。
フットボールチャンネル
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