故郷のメディアから無数のカメラのフラッシュを浴びた。陽は豪華なシャンデリアの照明が輝く会見場で満面の笑みだった。19日に都内で行って以来、2度目の入団会見。「私は台湾出身なので、台湾で行うのは当然のことです。Gの球団旗の前でこうして会見できて心からうれしく思います」。中国語で巨人入りの喜びを報告した。
台湾に凱旋したスターに、地元記者から次々と質問が飛んだ。特に注目を集めたのは、5年の長期契約。「5年後は34歳。その後も巨人で一生続けたいか?」と聞かれ「一つのチームに長くいられるのはうれしいことです」と答えた。巨人に骨をうずめる覚悟について「覚悟はしている。伝統あるチーム。毎日プレッシャーと向き合い、どう解決するか考えていきたい」と言い切った。
来季から本拠地は東京になる。陽は「北海道よりも近くなる。もっともっと台湾の皆さまが僕のプレーを見に来てくれることを期待しています」と呼びかけた。台北とは飛行機で3、4時間の好アクセス。今季は3軍が台湾遠征を行った。友好関係をさらに発展させる象徴として、1年でも長く巨人でプレーしたい。「5年間でどれだけの成績を残せるかもポイントになる」と責任感を口にした。
現地の新聞報道では「陽は3月のWBCに必要だ」などと連日記事になっており、英雄の台湾代表待望論が過熱している。この日も質問が出たが、堤GMは9月に札幌Dの試合でフェンスに激突して肋骨(ろっこつ)を骨折した点を挙げ「回復状況を見極めたい」と説明。陽は「球団と話し合って今後、皆さまに素晴らし応答ができることを願ってます」と意欲を示した。
会見場の「パレ・デ・シン(君品酒店)」は台北駅近くの一等地に立つ5つ星ホテル。中国語、日本語訳が交互という形で約40分間、行われた。「あれだけたくさんのメディアの方が来てくれてうれしい。(巨人は)日本中の視線が集まると思うので言動、行動には注意します。5年間を無駄にしたくない。一日一日、意味のある時間を過ごしたい」。故郷の熱気を肌で感じ、活躍を約束した。
(スポーツ報知)
どれだけの成績を残せるか、楽しみにしています。
0 件のコメント:
コメントを投稿