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2016年12月31日土曜日

【日本ハム】「大谷10大ニュース」番記者が選んだ1位は

 日本ハムの大谷翔平投手(22)はプロ4年目の今季、投打に渡る圧倒的なパフォーマンスで4年ぶりのリーグ優勝&10年ぶりの日本一へ導いた。本紙の番記者が「大谷10大ニュース」を独断で選出。伝説の2016年シーズンを振り返ってみた。

 〈1〉来オフメジャー挑戦容認

 12月5日、札幌市内で7000万円増の2億7000万円で契約更改。交渉の席で球団から来オフ以降にポスティングシステムでのメジャー移籍を容認された。「僕の意志、気持ちを全面的に応援してくれると。うれしいことで、ありがたい」

 〈2〉日本最速165キロ

 10月16日のソフトバントとのCS最終ステージ第5戦(札幌D)で「3番・DH」で先発し、9回に登板。自身の日本最速を1キロ更新する165キロをマークした。直球は全て160キロ超え、フォーク151キロ、スライダー145キロと異次元の投球。「すごい雰囲気でマウンドに上げてもらった。ただ、投球のクオリティーは低い」

 〈3〉投手先頭打者弾

 7月3日のソフトバンク戦(ヤフオクD)で「1番・投手」の仰天オーダーで登場。初回、中田の初球スライダーを右越えプレーボール弾とした。「1番・投手」での先発はプロ野球3人目、本塁打は史上初。「ビックリしたし、打ったことがない。なるべく疲れないように走った。一番いい形で得点できた」

 〈4〉リアル二刀流不敗

 5月29日の楽天戦(コボスタ)からリアル二刀流ではレギュラーシーズン7戦全勝。投手で7勝0敗、防御率0・33。打撃は打率3割8分1厘(21打数8安打)、1本塁打、4打点を記録した。「自分を助けるのも自分。しっかりした働きが出来れば勝ちが付いてくる」

 〈5〉ベストナインW受賞

 11月25日、両リーグのベストナインが発表され、史上初めて投手と指名打者の2部門で同時受賞。今季から投票規定が投手と野手、指名打者の重複投票が認められるよう変更され、導入1年目でダブル受賞を決めた。「選ばれると思ってなかった。2部門で選んでいただき光栄」

 〈6〉侍ジャパン天井弾

 11月13日の侍ジャパン強化試合・オランダ戦の7回先頭、代打で東京Dの天井裏に消える二塁打。東京Dの天井に消えた二塁打は2002年7月18日横浜戦の巨人・松井秀喜以来、2度目の珍事。来年3月のWBCでは投打での起用に期待大。

 〈7〉球宴MVP

 7月16日の球宴第2戦(横浜)で5回、DeNA井納から左中間へ球宴初アーチ。球宴初の3安打2打点で初のMVPを獲得。15日第1戦(ヤフオクD)では本塁打競争で初優勝した。

 〈8〉人生初胴上げ投手

 9月28日の西武戦(西武プリ)で優勝決定試合では史上初となる1安打完封。史上最多となる1515奪三振で3年連続2ケタ勝利をマークした。

 〈9〉威圧感で日本一

 広島との日本シリーズ第6戦(マツダ)の8回2死満塁。打席に中田の場面でネクストバッターズサークルからにらみをきかせ、決勝の押し出し四球をアシストした。

 〈10〉アリゾナ大フィーバー

 米アリゾナキャンプ中の2月10日、韓国ロッテとの練習試合で今季初登板初先発。4者連続三振を奪い、直球は最速157キロを記録。2回1安打無失点で視察したメジャー27球団100人の関係者を驚かせた。
(スポーツ報知)

 来年も大谷の年になるだろうか。

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