常夏の島、ハワイでバカンスを満喫した。4泊6日の日程を終え、成田空港に降り立った栗山監督の目は、来年以降に向けられていた。来秋のドラフト目玉、清宮について熱弁をふるった。
「非常にうち(のチーム)っぽい選手だよね。(1位指名の)可能性は十分にあるよ」
キャスターとして甲子園などアマ野球の現場を取材した経験がある指揮官は、就任時からスカウト会議に毎回出席。11月3日に行われた秋季高校東京都大会決勝、早実-日大三を神宮の観客席で観戦し、清宮の視察も済ませていた。この試合で清宮は5打数5三振に終わったが、「神宮の裏のイチョウ並木まで、たくさんの人が並んでいた。それだけでも見られてよかった。みんな楽しみにしていると感じたよ」。
4年ぶりにパ・リーグを制し、10年ぶりの日本一にも輝いたチームを常勝軍団にするためには、清宮の力が必要だ。打者で出場した際に主軸を担う大谷は、早ければ来オフにポスティングシステムを利用して米大リーグに挑戦する。指揮官は「強いチームには2、3人(の強打者)が重なっている。(中田)翔が打ちやすくなるように、軸を作らないといけない。長打を打てる打者がほしい」と4番・中田とクリーンアップを組む長距離砲を熱望している。
9連覇時代の巨人には王貞治、長嶋茂雄の“ON”、広島の黄金期には山本浩二、衣笠祥雄のコンビがいた。清宮の父・克幸さん(ラグビー・ヤマハ発動機監督)とはキャスター時代にテレビ番組で共演したことがあり、実力だけでなく、スター性も兼ね備える清宮はドンピシャの人材といえる。
実は、栗山監督はドラフトのくじ引きで5戦全敗だ。ドラフトでは競合が予想されるが、「(球団から)要請されたら引くよ」と腕まくりする。ダルビッシュ(現米大リーグ、レンジャーズ)、中田、大谷ら高卒新人の育成に定評がある日本ハム。清宮の加入を黄金時代の幕開けにする。
(サンケイスポーツ)
清宮欲しいね。
だけど最近の日本ハムのくじ運悪し。
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