大関稀勢の里(30=田子ノ浦)が平幕宝富士(29=伊勢ケ浜)を寄り切って、単独での年間最多勝を決める12勝目を挙げた。慣例であれば、琴奨菊との大関戦が組まれるはずだったが、審判部の意向で好調の平幕力士に変更。それでも「力はありますから」と油断することはなかった。
今年の白星は69勝となった。ただ、優勝は1度も成し得なかった。優勝なしでの最多勝の受賞は、年6場所制となった58年以降、初めて。「喜んでいいのか、悔しんだらいいのか、分からない感じです」と素直な気持ちを明かした。
昇進を預かる二所ノ関審判部長(元大関若嶋津)は、来年1月の初場所の成績次第では綱とりとなる可能性も示唆した。ただ、本人がその話に興味を示すことはなく「いろいろ経験させてもらって、非常に成長できた1年だったと思います。また新しい気持ちで来年に向けてやっていきたい」と、31歳を迎える2017年を静かに見据えた。
(日刊スポーツ)
稀勢の里は来場所につながっただろう。
白鵬は力の衰えで引退間近か。
鶴竜の強さが際立った今場所も、土をつけた稀勢の里は立派でしょう。
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