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2016年11月5日土曜日

日本ハム・大田、北の大地で“タイシ”抱け!栗山監督「素材は中田級」

 日本ハムに巨人からトレードで加入した大田泰示外野手(26)、公文克彦投手(24)が4日、千葉・鎌ケ谷市の2軍施設で入団会見を行った。同席した栗山英樹監督(55)は、大田を4番・中田翔内野手(27)に並ぶ素材と期待を表した。背番号は後日、発表される。巨人に加入した吉川光夫投手(28)、石川慎吾外野手(23)も東京・大手町の球団事務所で入団会見。吉川はパ・リーグ最優秀選手に輝いた2012年の14勝を超える成績を目標に掲げた。

 偽らざる本音だ。巨人から加入した大田に、栗山監督が最大級の評価を与えた。

 「素材でいえば(中田)翔のようなタイプ。右打者として、そこ(4番)で勝負できる素材。それくらい大きなものを持っている。外野の一角を奪えという感じだね」

 評論家時代から注目していた。東海大相模高の試合に何度も足を運び、巨人入団後は、当時監督だった原辰徳氏と“大田談議”に花を咲かせたことも。尊敬する原氏が「将来の巨人の中心選手に」とほれ込んだ素材を、日本ハムの監督就任後も常に注視していた。

 「原さんとは、よく(大田の)話をしていた。思いを受け継ぐという気持ちもある」

 巨人の第81代4番打者ながら、好不調の波が激しく常時1軍で活躍できなかった大田。常に結果を求められる巨人と異なり、指揮官は「我慢するときはする。本人には『思い切ってやってくれ』と言った」と根気よく起用していく考えも示した。

 今季国内フリーエージェント(FA)権を取得した陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)の動向は不透明だが、他にも西川、近藤、岡ら実力派がひしめく日本ハム外野陣。大田は「外野のレギュラーを取るのが一番。巨人の大田は忘れてもらって、日本ハムの大田になれるよう頑張る」と、その名の通り“大志”を抱く。
(サンケイスポーツ)

 糸井→陽→大田の動きはおもしろい。糸井トレードに起因が妙だろう。

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