吉川は、プロ10年で通算48勝、12年には14勝を挙げて最優秀防御率(1.71)のタイトルを獲得。一方の大田は、プロ8年通算で打率2割2分9厘、9本塁打。年俸でも吉川が9000万円で大田は2100万円と“格差”がある。日ハムの狙いは?
「年俸がつりあったら、意味がないんです」と解説するのは、ベテラン記者だ。
「優勝したことで大谷翔平や中田翔らの年俸アップは不可避。その費用を捻出するために、そこそこ年俸は高いが活躍してない中堅を出していくのが“日ハム流”です。本当は金銭トレードで出したいくらいですが、ファンの手前それもできないので」(同前)
実は吉川はシーズン中からトレード要員だったという。
「彼は在京球団志向が強く、チーム内で『FA権取ったら巨人に行くんだろ』と囁かれていた。巨人は即戦力左腕として期待してますが、気の小さいところがあり、注目度の高い巨人でどうか」(同前)
一方の大田。188センチ、95キロという恵まれた体躯で、ポスト松井秀喜と期待されて背番号“55”を引き継いだが、鳴かず飛ばず。
「沖縄キャンプを視察したラグビーのエディ・ジョーンズ前日本代表監督が『3年で日本代表にできる』と絶賛した身体能力の持ち主ですから、そりゃ期待されます。実際フリーバッティングでは凄い打球を飛ばすんですが、試合では落ちる球にクルクル空振りを繰り返す……学習しないんですよ」(スポーツ紙デスク)
それでも高校(東海大相模)の先輩でもある原辰徳前監督は、自らが「聖域」と評していた巨人の4番として何度も打席に立たせた。
「トレード話が浮上しても、原さんが止めてたんです」と前出デスクは言う。
「ところが、当の本人は『今年が勝負』と言いながら、自転車で転んでケガしたり、すぐ風邪をひいたり。なのに遊び好きでキャンプ中もキャバクラのVIPルームに出入りして、先輩たちに『大田様、VIPに入ってたって』と揶揄されてました」(同前)
“すすきの”の誘惑を断ち切って、大化けできるか。
<週刊文春2016年11月17日号『THIS WEEK スポーツ』より>
「週刊文春」編集部
結果を出せないと、2軍の4番で終わりだろう。
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