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2016年11月26日土曜日

<長野・乾燥大麻>自家栽培か 天井からつるして干す

 長野県の山間部などに住む男女22人が大麻を所持したとして逮捕された事件で、容疑者の一部が自宅天井から大麻草をつるして乾燥させていたことが、捜査関係者への取材で分かった。「山で栽培しているものを刈り取り、自分で乾燥させていた」と供述している容疑者もおり、厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部は乾燥大麻を自家栽培していた可能性が高いとみて調べている。

 大麻取締法違反(所持など)容疑で逮捕されたのは長野県大町市、池田町、静岡県湖西市に居住する27~64歳。捜査関係者によると、23日に同部と長野、神奈川両県警が22人の自宅を家宅捜索。袋や缶に入った大麻や大麻が練り込まれたクッキー、乾燥中の大麻草などが見つかった。押収した乾燥大麻は少なくとも約8キロに上るという。

 同部によると、22人は東京や神奈川などの都市部から大町市と池田町に移住したとみられ、それぞれ自給自足のような生活を送っていた。音楽イベントなどで交流を深め、「ゆるやかな大麻コミュニティー」を作っていたとみている。【斎川瞳】

 ◇フェイスブックで連絡取り合う?

 大麻取締法違反容疑で逮捕された容疑者の男女22人の多くは長野県大町市と同県池田町に散らばって生活していたが、フェイスブックなどで連絡を取り合っていたらしい。

 このうち5人は旧美麻村の大町市美麻に住んでいた。自営業、今塚裕明容疑者(64)は十数年前まで地元の森林組合に勤務。組合職員は「まじめな人だった。まさか逮捕されるとは」と驚く。1983年には村議選に立候補して落選。かつては音楽イベントにもよく姿を見せていた。知人男性は「移住者仲間ではよく知られていた。悪いことをするような人ではないのに」と話した。

 自営業、後藤聡(46)と妻順子(43)両容疑者は市営住宅で子供2人と暮らしていたとみられる。近隣住民によると、昨年4月に移住してきたらしく、聡容疑者は副地区長を務め、順子容疑者は陶芸に打ち込んでいた。近所の女性は「夫はおとなしい感じで、奥さんは明るく元気な人。地域に子供が増えるのがうれしかったが……」と驚いていた。

 美麻地区は人口約970人。市美麻支所によると、高齢化率は3割を超え、住民の約4割が移住者という。30年ほど前まで布の材料となる麻の栽培が盛んだった。【ガン・クリスティーナ】
(毎日新聞)

 大麻コミュニティか。

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