広島は21日、広島市に5億円を寄付すると発表した。少年野球やソフトボールなどができるスポーツ広場の整備に4億円、原爆ドームの耐震強化など保存費用として1億円が充てられる。
“鯉の恩返し”だ。昨年オフに前田健太投手(28)がポスティングシステムで米大リーグのドジャースへ移籍。その譲渡金2000万ドル(契約時のレートで約23億6000万円)を分割で得ていることもあり、超太っ腹な“男気還元”を決めた。松田元オーナー(65)は「色々な形で手助けしてくれた行政に寄付したいと。これだけのお金が入るんだから」と説明。25年ぶりのリーグ優勝を果たした今季は球団史上最多の観衆215万7331人を集め、入場料収入に加えグッズ売り上げなども絶好調だが「当初から決めていた。優勝どうこうは関係ない」と強調した。
広島らしさが色濃く出たのが、被爆の惨禍を後世に伝える原爆ドームの保存費用としての寄付だ。「原爆というものは、我々の球団ができる上で大きな動機になったもの。(ドームは)復興の原動力になっていったものだと思う」と同オーナー。球団として、平和への祈りも込めた。
今春にはキャンプ地の宮崎・日南市と沖縄市にもそれぞれ1億円を寄付したカープ。12球団屈指の人気球団となっても、地域密着の精神を忘れることはない。
(スポーツ報知)
空前の利益で、寄付なんだろう。
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