首脳会談が行われていた会場前です。会談が終わってみれば、北方領土問題の解決に向けた平和条約交渉に関して、安倍総理、かなり慎重な見通しを示しました。
「平和条約について言えば、70年間できなかったわけでありまして、そう簡単な課題ではないわけであります」(安倍首相)
Q.交渉はどうでしたか?
「よかったです」(ロシア プーチン大統領)
対照的な両首脳の反応ですが、会談の冒頭、プーチン大統領は余裕の表情を見せていました。前日、日ロの次官級協議で合意された経済協力プランにプーチン大統領が大きくうなずいて目を通していたということです。
その後の両首脳と通訳だけを入れた35分間の会談が行われました。安倍総理はその会談後、疲れた様子で、平和条約締結に向けて「一歩一歩山を越えていく必要がある。大きな一歩を進めるのは、そう簡単ではない」と慎重な見通しを繰り返しました。
プーチン大統領の来日時は、12月15日には山口、16日には東京に滞在と、スケジュールが明らかになり、準備は着々と進んでいます。しかし、経済協力については、一定の成果が得られそうなものの、肝心の北方領土問題の解決に向けた交渉が12月15日まで大きく前進する要素も見当たらず、日本側としては楽観的にはなれず、交渉は厳しい局面を迎えています。
(TBSニュース)
領土問題が進展しないで、経済協力だけだと、支持率が下がるだろう。
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