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2015年6月1日月曜日

体重、継続的に量るだけで肥満改善…3千人調査


 体重を継続的に量るだけで肥満が改善することが、愛知県蒲郡市の市民3240人の調査でわかった。

 やせ気味だった人では、逆に体重が増えており、体重を量ることで健康意識が高まり、生活習慣が改善されたことが理由らしい。

 同市は2011年度の特定健診で、メタボリック症候群と判定された割合が24・7%と県内で最も高かったことから、改善策として手軽にできる体重測定に着目。14年度に「体重測定100日チャレンジ!めざせ1万人!」を実施、市民に体重測定を呼びかけた。

 約6000人の市民が参加。このうち100日間継続的に体重を測定した男性1404人、女性1836人の計3240人を、体格指数(BMI)で肥満、普通(18・5以上25未満)、やせの3群に分けて、それぞれの群でBMIがどう変化したかを調べた。

 肥満の群では、男性の平均BMIが0・12減って27・30、女性が0・27減って27・41となり、減量に効果があった。逆に、やせの群では、男性が0・37増えて17・85、女性が0・23増えて17・83となった。普通の群は横ばいだった。

 調査を監修した津下一代・あいち健康の森健康科学総合センター長(公衆衛生学)は「体重を継続的に量ることで肥満が減ることを示した、初の大規模調査ではないか。自治体が呼びかけ、集団で実施したことも参加者の健康意識を高める効果があった」と話している。
(読売新聞)

 体重計の売上が増えそう。

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