ページビューの合計

2015年10月28日水曜日

下腹部切断事件 冒頭陳述が異例の延期

 東京の法律事務所で妻の同僚の男性弁護士を殴り下腹部を切断したとして、傷害などの罪に問われている元プロボクサーの初公判が東京地方裁判所で開かれ、被告は起訴された内容を認めました。一方、検察が予定していた事件の説明は裁判所の判断で延期されるという異例の展開になりました。
 東京の元プロボクサー、小番一騎被告(25)はことし8月、妻が勤務する東京・港区の法律事務所で同僚の男性弁護士を殴り、持っていた大型のはさみで下腹部を切断したとして傷害などの罪に問われています。
 28日東京地方裁判所で開かれた初公判で、被告は「間違いありません」と述べ、起訴された内容を認めました。一方、検察は、事件のいきさつを説明する冒頭陳述を行う予定でしたが、事前に書面を受け取った弁護側から「事件と関連が薄いはずの被告の妻と被害者のメールの内容が多すぎる」と抗議が出ました。
 これについて、東京地方裁判所の安東章裁判官は「内容が詳細すぎるなど審理の冒頭で述べるには妥当ではない」という判断を示し、通常は初公判で行われる検察の説明が延期される異例の展開になりました。
 検察の説明は来月26日に予定されている次回の公判で行われるということです。
(NHKニュース)

0 件のコメント:

コメントを投稿