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2015年10月30日金曜日

小保方氏の博士号 早大、取り消しへ

 早稲田大は、STAP細胞を発見したと主張した理化学研究所の元研究者、小保方(おぼかた)晴子氏の博士号を取り消す方針を固めた。昨年十月、早大は一年間の猶予期間中に不正な博士論文を修正しなければ取り消すと発表していた。方針は学内の委員会でまとめた。小保方氏側に伝え、近く公表する。小保方氏側は猶予期間の延長を求めたが、認められなかったという。

 小保方氏は早大での幹細胞研究を米ハーバード大や理化学研究所で発展させ、理研のユニットリーダーだった昨年一月、STAP細胞の作製を英科学誌ネイチャーに論文発表した。しかし捏造(ねつぞう)や改ざんが見つかり、論文は撤回された。この過程で小保方氏が二〇一一年に提出した博士論文にも疑惑が持ち上がり、調査で文章や画像の流用が認定された。
(東京新聞)

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