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ヤクルトは、看板の打線に元気がない。2試合で得点は、第1戦の九回に畠山の放った2ランのみ。2試合で計7安打と低調で、ソフトバンク投手陣の球威に力負けしている。
深刻なのは6打数無安打のバレンティンだが、真中監督は「(不振は)バレンティンだけじゃない。みんなでやっていかないと」と奮起を促す。好調な1番・上田、2番・川端で好機を築き、第2戦でシリーズ初安打、初盗塁を記録した山田に長打が出れば、雰囲気を一変させられる。
投手陣は抑えのバーネットを除き、多くの投手がシリーズ初マウンドを経験。雰囲気にも慣れたチームの強みである救援陣を生かすため、先制点を奪って主導権を握りたい。【井沢真】
◇ヤクルト「内弁慶」杉浦は「普段通り」
第3戦での先発が予想されるヤクルトの杉浦は、軽めのキャッチボールやランニングで調整した。シーズン序盤に右肩を痛めて長期離脱したが、9月後半に復帰後は好投が続く。クライマックスシリーズ突破を決めた試合でも、きっちり試合を作って周囲の信頼を高めた。チームは今季、神宮球場でのレギュラーシーズンの勝率が7割近い「内弁慶」とあって、杉浦は「神宮で普段通りの戦いができれば、勢いは戻ってくる」と語った。
(毎日新聞)
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