水戸市の高橋靖市長は市役所を訪れた常陽銀行の坂本秀雄専務に要請書を手渡した。要請書には東京本社案について「現在の国・地方の取り組みの趣旨に齟齬(そご)を来すばかりでなく、貴行の顧客イメージを損ね、水戸市をはじめとする地域経済活動の地盤を揺るがし信頼を毀損(きそん)する。断固として反対する」と明記した。
高橋市長は坂本専務に「水戸市に本社を置く上場企業が非常に少ない中、街のイメージダウンにもつながる。本社は水戸市に設置して、引き続き地域に根ざした金融機関として発展してほしい」と述べた。
これに対し坂本専務は「(本社の所在について)私どもは決定事項として公表していないが、常陽銀行は地域のベストパートナーである、という思いに変わりはない」と応じた。
本社の所在地をめぐっては金融庁幹部からも「東京に本社を置くと地域密着というイメージが低下する」との声が出ている。
関係者によると、両社は来年10月の統合に向け、11月中の基本合意を目指している。足利HDを共同持ち株会社とし、常陽銀行と足利銀行が傘下にぶら下がる形態をとる方向で検討しているという。
共同持ち株会社の社長には常陽銀行の寺門一義頭取、副社長には足利HDの松下正直社長が就任する案が有力視されている。
(産経新聞)
銀行の勝手だろう。
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