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2015年10月24日土曜日

社会保障給付、初の110兆円超え 2013年度

 2013年度に年金や医療、介護などに支払われた「社会保障給付費」は110兆6566億円だった。高齢化の影響で前年度より1兆6556億円(1・5%)増え、初めて110兆円を超えた。統計を取り始めた1950年度から過去最高を更新し続けている。一方、子育て向けの支出は主要国と比べて低い水準にとどまっている。

 国立社会保障・人口問題研究所が23日、公表した。

 社会保障給付費は主に社会保険料や公費が財源で、治療を受けた時の窓口負担など自己負担分は含まない。給付費は年々膨らみ、91年度に50兆円を突破し、09年度に100兆円を超えた。13年度は国民1人当たりで86万9300円。前年度より1万4500円(1・7%)増えた。

 全体の内訳は年金が1・2%増の54兆6085億円で最も多く、医療が2・1%増の35兆3548億円、介護や生活保護、子育てなどの「福祉・その他」が1・5%増の20兆6933億円だった。介護に限ると4・7%増の8兆7879億円と、高い伸びを示した。
(朝日新聞デジタル)

 高齢化の影響により増加の一途で、特に介護が増えている。

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