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2016年8月11日木曜日

愛ちゃん完敗…決勝進出ならず 「実力の差」ロンドン五輪女王に手も足も出ず

「リオ五輪・卓球女子シングルス・準決勝」(10日、リオ中央体育館)

 女子シングルス準決勝が行われ、世界ランク8位の福原愛(27)=ANA=が、ロンドン五輪金メダリストで同5位の李暁霞(中国)と対戦し、0-4とストレート負け。決勝進出はならず、同日夜(日本時間11日朝)に行われる3位決定戦で、日本勢初の個人のメダルを懸けて戦う。

 試合時間は約25分。愛の快進撃は前回女王に阻まれた。福原は第1ゲームを幸先よく先取点を奪ったが、そこから9連続失点。今大会初めてゲームを落とすと、立て続けに4ゲームを奪われた。試合を通じて奪ったポイントは、わずか9点という完敗だ。

 過去10戦1勝で、最後の対戦は3年前。「準決勝とか考えずに、李暁霞選手を相手にどう戦うかだけ考えた」と集中したが、イメージ以上の球に手も足も出なかった。

 「パワー、回転、すべてが今まで戦った時より上回っていた。やるべきことは全部やった自負はあるので、今回は自分のミスでやられたというよりも実力の差だった」

 試合が終わった直後、もう既に頭はリセットされていた。「次の試合があるので、悔しいと感じている時間はない」。悲願のメダル奪取の瞬間を日本中が待ち望んでいる。3位決定戦に期待が高まるが「皆さんメダルとおっしゃるけど、意識せずに目の前の1球1球に集中する」と本人に無駄な気負いはない。

 3歳でラケットを握り、15歳で出場したアテネから4大会連続の五輪。ピンポン球を知り尽くした27歳が、集大成の大舞台で今度こそ大輪の花を咲かせる。
(デイリースポーツ)

 勢いでは勝てないか。
 石川佳純が負けた相手との3位決定戦で勝てるだろうか。

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