今オフの巨人の動きはとにかく活発だ。まず日本ハムから2012年のパ・リーグMVP左腕・吉川光と石川の2人を大田、公文とのトレードで獲得。さらに先発陣の柱としてDeNAからFA宣言した山口俊、中継ぎ陣の要の一人としてソフトバンクからFAとなった森福の入団にこぎつけた。さらに強打で一、三塁をこなせる元楽天のマギーの加入も決まり、6日には日本ハムからFA宣言した陽岱鋼の代理人がオリックスにメールで“お断り”の連絡を入れたことで巨人入りが決定的となった。
ウイークポイントに着々と補強が施される中で現場に広がっているのは危機感だ。自主トレでジャイアンツ球場を訪れた亀井は、陽岱鋼入団の可能性を聞かれ「2年連続で優勝しなかったら補強もすると思う。そこの責任は選手にある」と球団の方針に理解を示しつつも「(誰が来ても)負けないようにしないといけない」と表情を引き締めた。いっそうの精進を誓ったベテランですら悲壮感を漂わせている。
ただ、一軍でレギュラーに定着できる選手の数は決まっている。ある中堅野手は「もちろん、もっともっと自分が頑張らなければいけないが…」と前置きした上で「今の状況を考えると、少なくとも来年はほぼ出る幕がない。プロテクトから外してほしい」と真顔で語る。山口俊の人的補償としてDeNAに移籍し、野球人生の活路を見いだそうというわけ。別の野手も「いっそのことトレードで出してほしい。こちらから志願しようかと思ってしまうぐらいです…。(選手間で)そんな話も出てます」と打ち明ける。
新戦力が加入すると同時に活躍の場を失う格好となるG戦士たち。大活躍で居場所を確保するに越したことはないが、行き着く先はどこになるのか。
(東スポWeb)
競争相手が厳しい巨人で、スタメンなるだろうか。
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