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2015年10月3日土曜日

東日本大震災:福島第1原発事故 東電幹部書類送検で告訴団、検察の起訴期待 /福島

 福島第1原発からの汚染水の海への流出を巡り、原発事故の刑事責任を追及している「福島原発告訴団」が2013年9月、東京電力と現・旧幹部32人を公害犯罪処罰法違反容疑で告発してから2年。県警は2日、32人全員を福島地検に書類送検した。告訴団長の武藤類子さん(62)は記者会見で「汚染水対策も対応を先送りしたため問題が深刻化した。東電の体質を問わないといけない」と検察が捜査を進め、起訴することに期待した。

 汚染水流出問題を巡っては、告訴団は13年12月にも追加告発し、告発人は全国の6045人に上った。告訴団によると、2日昼に告訴団の事務局に県警から書類送検したとの連絡があったという。メンバーらは「ずいぶん時間がかかったが、それだけ詳細な捜査を尽くしてくれたと信じている」と話した。

 ただ、県警からは捜査の内容や、書類送検時に付ける処分に関する意見の内容は教えられなかった。武藤さんは「どのような意見で書類送検したのか分からないのは残念。検察にはより詳細な捜査をしてほしい」と語った。【土江洋範】
(毎日新聞)

 検察が起訴するかどうか。

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