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2015年11月14日土曜日

パリ同時攻撃で120人超死亡、仏大統領が非常事態宣言

[パリ 13日 ロイター] - フランスのパリで13日夜、銃撃や爆発など市内各地でほぼ同時に複数の攻撃が発生、検察当局者によると、少なくとも120人が死亡した。オランド仏大統領は、前例のないテロ行為だと非難し、非常事態を宣言した。

 同当局者はまた、5人の容疑者を「制圧」したと語った。他にも容疑者がいるかは現時点では明らかになっていない。

 オランド大統領は臨時閣議を招集。テレビ演説でフランス全土に非常事態を宣言するとともに、国境を封鎖すると述べた。

 現場の状況から組織的な犯行であるのは明らかで、西側の治安当局筋はイスラム系武装勢力が関与しているとの見方を示している。フランスは米国とともに、シリアやイラクで過激派組織「イスラム国」への空爆に参加している。

 パリでは今月下旬から国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)の開催を控え、テロに対する警戒を強めており、今回の攻撃による衝撃は大きい。

 このうちスタジアム付近では爆発音が数回聞こえた。当時スタジアムでは仏独のサッカー試合が行われており、オランド大統領らが観戦していた。

 警察当局はスタジアムで銃撃と爆発があったことを認めたものの、被害などの状況は確認できないとした。

 また目撃情報によると、パリ中心部のレストランで男らが発砲、犠牲者が複数出ており、警察が周辺付近を封鎖している。銃撃は4カ所で起こったとの情報もある。



オバマ米大統領は「罪のない市民を怯えさせる卑劣な行為がまた発生した」として攻撃を非難。フランスに対し必要なあらゆる支援を提供していく考えを表明した。

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