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2015年11月23日月曜日

偽遺言書で相続税脱税…容疑で7人逮捕

 偽の遺言書を使って相続財産を社会福祉法人に寄付したように装い、相続税約4億9500万円を脱税したとして、大阪地検特捜部は22日、大阪府東大阪市の不動産管理業・高木孝治容疑者(73)と知人の会社経営者ら計7人を、相続税法違反、偽造有印私文書行使の疑いで逮捕した。特捜部は寄付したとされる財産の行方を調べる。

 他に逮捕されたのは、大阪市北区の会社経営・帖佐ちょうさ勝也(37)、同区の税理士・岩上順(63)、東大阪市の落語家・桂小軽おかる(本名・西裏文雄)(64)、社会福祉法人元理事で会社員・榎森広高(48)の各容疑者ら。特捜部は7人の認否を明らかにしていない。

 発表では、高木容疑者は帖佐容疑者らと共謀。2013年11月に死亡した実兄(当時76歳)から相続した預金や不動産など約10億5000万円相当の遺産のうち、約2億円を自身が相続し、残りは和歌山県内の社会福祉法人に遺贈すると記載した偽の遺言書を14年9月に東大阪税務署に提出するなどして脱税した疑い。

 相続税法や租税特別措置法では、相続財産を公益法人などに寄付した場合、寄付分が非課税となる。

 特捜部は10月、大阪国税局と合同で高木容疑者らの自宅など関係先を捜索していた。

 社会福祉法人の理事長は読売新聞の取材に対し、「寄付の話があったのは事実だが、不審点が多く断った。脱税目的といった話は知らない」と話した。
(読売新聞)

 脱税した遺産の所在が明らかでないので逮捕されたのだろう。

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