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2015年11月22日日曜日

【楽天】オコエ超えの“浪速のスピードスター”ドラ2吉持 取るぞ「盗塁王」

 楽天にドラフト2位で指名された大商大・吉持亮汰内野手(22)が21日、大阪市内のホテルで入団交渉を行い、契約金7000万円、年俸1200万円(金額はともに推定)で契約合意。50メートルを、同1位の関東第一高・オコエ瑠偉外野手(18)の5秒96を上回る5秒68で走る“浪速のスピードスター”は、盗塁王獲得を宣言した。

 アピールポイントを聞かれた吉持は、胸を張って即答した。「足と肩です! 盗塁王(のタイトル)を取りたいです」。右打者ながら一塁到達4・1秒、遠投125メートル、投手としても最速146キロを計測する身体能力抜群の遊撃手だ。

 オコエにも「身体能力で負けるわけにいかない」とライバル心むき出し。大学4年間で62盗塁を記録し、関西六大学リーグの通算最多盗塁数65に迫った。プロで技術を磨けば、楽天では2012年の聖沢以来2人目となる盗塁王も十分期待できる。

 愛称には、小学生時代から続く「サル」を希望した。「小さい頃からじっとしていられなくて、木や電柱に登っていたので(苦笑い)。ファンの方々にも呼んでほしい」。大学の先輩である福山博之投手(26)のニックネームは、歌手の北島三郎に似ていることから「サブ」だが、吉持は「一文字違いに縁を感じます」と話す。2年連続65試合登板のタフネス中継ぎ右腕と「サブ&サル」として、投打に大商大旋風を巻き起こす。

 「犬猿の仲」だからか、昔からよく犬に追い掛けられ、逃げ回っているうちに足腰が鍛えられたという。鼻には愛犬のチワワ「風汰」にかまれた歯形も。この日の交渉会場は、「サル」と呼ばれた豊臣秀吉ゆかりの大阪城近くのホテルだった。「ファンの方々が熱い。活躍して愛される選手になりたい」というイヌワシ軍団に加わる「サル」が、盗塁で天下を取る。(竹内 竜也)

 ◆吉持 亮汰(よしもち・りょうた)1993年11月4日、大阪・堺市生まれ。22歳。金岡南小1年から野球を始め、「金岡ジュニアパイレーツ」で遊撃手。金岡南中軟式野球部では投手。広島・広陵高では2年秋から正三塁手も甲子園出場はなし。大商大では1年春からレギュラー。遊撃のほか三塁、中堅、投手も務めた。好きなアーティストは西野カナで、登場曲に使いたいのは新曲「トリセツ」。174センチ、68キロ。右投右打。家族は両親と姉。血液型AB。
(スポーツ報知)

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