「優勝請負人」が、北の大地に戻ってくる。米大リーグのメッツや、近鉄、ヤクルトなどで活躍した吉井氏は、2008年から12年まで日本ハムで投手コーチを務めた。2軍担当だった10年を除き、1軍の4シーズンはすべてAクラスで2度のリーグ優勝。今季はソフトバンクで2年連続日本一に貢献した。
日本シリーズ後の3日にソフトバンクの退団が発表された。現在は「学生にもどり、修士論文を書き上げることに集中するつもり」と自身のブログにつづり、来春にも筑波大大学院を修了する予定。今季2位に終わった日本ハム投手陣を束ね、今季9勝15敗1分けと大きく負け越した古巣の王者・ソフトバンクに挑むことに支障はない。
今季の日本ハムはチーム防御率がリーグ3位の3・62だったが、勝負どころの9月は4・15と失速。投手3冠(防御率、勝利、勝率)を制した大谷を除けば、11勝の吉川でさえ3・84と先発陣の整備は急務。この日新人王を獲得した有原、5勝に終わった上沢ら伸び盛りの若手も多く、吉井氏の手腕に期待がかかる。
(サンケイスポーツ)
投手が育たないと優勝は難しいだろう。
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