斎藤佑樹【日本ハム】佑復活「手助けする」吉井新１軍投手コーチ明言

　４年ぶりに日本ハムの１軍投手コーチに就任する吉井理人氏（５０）が２９日、都内のホテルで会見を行い、来季に向けて１２年の開幕投手を務めた斎藤佑樹投手（２７）に大きな期待を寄せた。

　―前回投手コーチだった１２年は斎藤が初の開幕投手を務め、プロ初完投勝利を収めた。その後チームは勢いに乗り、リーグ優勝を果たした。その後チームを離れたが、現在の斎藤の印象は。

　「実力を出し切れていないし、成長の段階で壁に当たっていると思う。佑ちゃんのいい所を引き出してあげたい」

　―「壁」とは具体的に。

　「体の筋肉の使い方とこれまでのフォームとで合っていない部分がある。投げ方のズレと感覚をうまくすり合わせていった方がいい」

　―今季、斎藤はシーズン途中で中継ぎも経験したが、来季の起用法についてどう考えているか。

　「もちろん先発をしてほしい。あれだけ人気のある選手。本人が一番悔しい思いをしていると思うので、何とか手助けしたい」

　ソフトバンクに対抗する　―吉井氏は今季ソフトバンクの投手コーチとしてブルペンを担当。チームの日本一に貢献したが、昨春に入学した筑波大大学院の修士論文などもあり退団を決めた。再びユニホームを着ることを決断した理由は。

　「研究の道に進もうかと思ったけど、（日本ハムに）熱心に誘ってもらったので断る理由はなかった。（ソフトバンク）ホークスは強いチームだけど、（リーグを）盛り上げるためにも対抗するチームを作らないと」

（スポーツ報知）

　復活できると良いけど。