開廷時間の午後3時を過ぎても野々村被告が法廷に現れず、佐茂裁判長が理由を尋ねたところ、弁護人は「精神的に不安定で出廷できないと連絡があった」と説明。「朝外出しようとしたら、報道関係者と鉢合わせになりパニックになった、とメールがあった」とし、弁護人の説得にも応じなかったという。
出廷の意思について、弁護人は「本人の意向としてはある」とした。
刑事訴訟法は、正当な理由なく欠席を続ける被告に対し、裁判所が「勾引状」を出して強制的に出廷させることができる、と規定している。
起訴状によると、野々村被告は2011~13年度の政務費について、架空の出張費や事務用品代などを記載した虚偽の収支報告書を提出し、約913万円をだまし取ったとされる。計344回、約830万円分の出張が架空とされた。
(日本経済新聞)
0 件のコメント:
コメントを投稿