ページビューの合計

2015年11月21日土曜日

<車検捏造容疑>神奈川の主席検査官3人を逮捕 大阪府警

◇虚偽有印公文書作成容疑 輸入車のサイドアンダーミラー巡り

 日本の安全基準を満たしていないのに国内で販売できるよう、輸入車の自動車検査票を捏造(ねつぞう)したとして、大阪府警は21日、国土交通省所管の「自動車検査独立行政法人」神奈川事務所(横浜市都筑区)の主席自動車検査官3人を虚偽有印公文書作成の疑いで逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。府警は他に複数の捏造を確認しており、輸入業者と癒着し不正が常態化していた可能性があるとみて全容解明を進める方針。

 府警は20日、同法人本部(東京都新宿区)と神奈川事務所を捜索した。3人は柏谷章(44)=神奈川県厚木市▽山本能功(よしのり)(42)=相模原市▽母ヶ野(ほがの)賢一(42)=東京都江戸川区--の各容疑者。

 捜査関係者によると、捏造の対象は、正規代理店やメーカー日本法人以外の業者が独自に海外で買い付けて販売する並行輸入車。3人は今年8~9月、横浜市内の自動車輸入業者が仕入れたピックアップトラック3台の車検を担当。車高が高く死角がある車の前部に装着が義務付けられた「サイドアンダーミラー」などがないのに、国の基準に合格したとする検査票を作成した疑いが持たれている。

 業者はこの検査票を運輸支局に提出し、自動車登録時の車検が不要になる予備検査証を取得、トラックを販売していた。

 府警は10月、別の並行輸入車に車検時だけサイドアンダーミラーを付け予備検査証を運輸支局から不正取得したとして、この輸入業者の社長(61)ら2人を道路運送車両法違反容疑で逮捕。押収資料などから、自動車検査官の不正が浮上した。

 正規輸入車の場合、メーカー側があらかじめ日本の基準に合った仕様で製造しており、国が書面だけで審査していることが多い。一方、並行輸入車は、同法人など第三者のチェックが必要だ。関西のある自動車輸入業者は取材に「神奈川事務所の車検の甘さは業界では有名。他で車検が通らない車を『神奈川』に持ち込む業者もいた」と証言した。

 ◇自動車検査独立行政法人

 政府の行政改革で2002年、当時の陸運支局(現・運輸支局)の検査業務の一部を引き継ぐ形で設立された。自動車検査官は法律で「みなし公務員」と規定されている。法人傘下の検査事務所などは全国に約90カ所あり、神奈川事務所は検査官や検査レーンの数が全国で最多。
(毎日新聞)

 みなし公務員が、輸入業者と癒着し、利益供与を受けていたのだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿