同庁によると、トイレ後の手洗いに関する回答では、「小便後のみ手を洗わない」が7.3%、「大便・小便後に手を洗わない」が5.1%、「大便後のみ手を洗わない」が3.0%で、合計が15.4%だった。
ノロウイルスは、感染者の糞便1グラムあたり数億個のウイルスが含まれており、10〜100個の極微量のウイルスを摂取することで感染が成立するとされている。また、ノロウイルスはドアノブや、カーテン、日用品などの環境からも検出され、長期間感染性を維持するとされている。
このため、同庁はトイレの後に必ず手を洗うことで、手に付いたウイルスを洗い流し、環境をウイルスで汚染するのを防ぐことを勧めている。また、食品を食べるときに口から取り入れて感染してしまうことを防ぐため、食事をする前にも必ず手を洗うのがよいという。
今回の調査は、10月23日〜27日にかけて、インターネットモニターで、16〜65歳の男女を対象に行った。有効回答数は2,000人。
厚生労働省の食中毒統計によると、ノロウイルスによる食中毒は、食中毒患者数の5割を超え、毎年1万人以上の患者が発生している。症状は、おう吐、下痢、腹痛など。健康な人は軽症で回復するが、子供やお年寄りは重症化することもある。
(財経新聞)
公衆トイレの利用者を観察すると、洗わない者の割合がもっと高いと思う。
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