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2015年11月12日木曜日

4連勝の白鵬にブーイング 北の富士勝昭氏「きょうは街に出ないほうがいいよ」 九州場所

 大相撲九州場所4日目(11日、福岡国際センター)横綱白鵬が小結嘉風をはたき込みで下し、4連勝。大関琴奨菊も関脇栃煌山を寄り切って、全勝を守った。

 先場所は2日目で嘉風に敗れ、翌日から休場していた白鵬だが、この日はあっけない勝負だった。白鵬は立ち合い、右を張りながら体を右にずらすと、嘉風は前にばったり崩れ落ちた。

 決まり手のはたき込みに、館内はざわついた。これに、ラジオ中継で解説した北の富士勝昭氏(元横綱)は「右に張って上手を取りにいこうとしたんじゃないのかな」と説明。続けて「まぁ、しかし、受けてほしかったなということでしょう」と客席からのブーイングにも理解を示した。「白鵬にも先場所の嫌な思いがあるんでしょうね。このブーイングは甘んじて受けなきゃしょうがないね。変化したとみなされてもしょうがないね」と解説した。

 嘉風は取組後、「まさかという感じだった。横綱から見ると、こんなんで落ちるのかっていう感じじゃないでしょうか」とやや自虐コメント。これを聞いた北の富士勝昭氏は「そうだと思うよ」と同調しつつ、白鵬へ「きょうは街に出ないほうがいいよ」とジョーク交じりに話した。

 横綱日馬富士は平幕逸ノ城を下手投げ、横綱鶴竜は平幕大砂嵐を寄り切って、それぞれ3勝目を挙げた。
(サンケイスポーツ)

 横綱の立会いの変化にはウンザリ。

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