世界ランク5位の石川佳純(22=全農)が、同2位の劉詩■(24=中国)に12-14、2-11、9-11、2-11のストレートで敗れ、初優勝を逃した。
第1ゲームは10-9とリードしてから落とし、第3ゲームでも7-4から逆転された。優位に立ったゲームを奪えなかったことで勝利を引き寄せられなかった。だが、日本人初の決勝進出を果たし、今年の世界選手権銀メダリストに接戦に持ち込んだ石川は「W杯決勝で戦えたことはすごい財産」。準決勝のリー・ジャオ(オランダ)戦でも0-2から逆転勝ちするなど、持ち味の粘りに手応えを得た様子だった。
だが、来年8月に開催されるリオデジャネイロ五輪でのメダル獲得には、世界ランク上位の中国勢撃破が不可欠。「やればやるほど手応えは出てくる。勝つために必要なことは、もっと攻撃のパターンを増やすことかなと思う。相手の読みが早いこともあって、待っているところにボールを打ったら、すごいボールが返ってくる」と、課題も明確にしていた。
銀メダル以上の獲得は日本人史上初。05年広州(中国)大会銅メダルの福原愛、14年リンツ(オーストリア)大会の石川に次ぐ、日本人3度目のメダルとなった。
※■は雨カンムリに文の旧字体
(日刊スポーツ)
中国とほぼ対等に戦えるなんて、数十年前には想像もできなかった。
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