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2016年12月9日金曜日

巨人、陽に“Vの使者”背番号「2」提示 小笠原、井端は加入初年度にセ界制覇

 巨人が日本ハムから国内フリーエージェント(FA)宣言した陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)外野手(29)に対して、背番号「2」を提示したことが8日、分かった。すでに同外野手には3年以上総額10億円程度の条件を示し、入団が決定的となっている。契約が合意に達した場合、現在「2」を背負っている脇谷亮太内野手(35)は、今季限りで引退した鈴木尚広氏(38)が着けていた「12」に変更される見通しだ。

 台湾の国民的スターに、ふさわしい背番号が準備された。入団が決定的となっている陽岱鋼に対し、巨人が新天地での背番号「2」を提示したことが判明した。

 陽は日本ハム入団時は「24」、2013年から「1」を背負ってきた。巨人の「1」は王貞治氏(現ソフトバンク球団会長)の永久欠番。「24」は高橋監督の番号で、獲得に向けて「2」に最大級の誠意を込めた形だ。

 陽との契約が合意に達した場合は今季、西武からFAで復帰して「2」をつけた脇谷は、今季限りで引退した鈴木氏の「12」に変更される見通しとなっている。

 巨人の背番号「2」は広岡達朗氏、松本匡史氏と長くチームを支えた名手が背負ってきた。

 近年では07年に日本ハムからFA加入した小笠原道大(現中日2軍監督)、14年に中日から加入した井端弘和(現巨人内野守備走塁コーチ)が背負い、加入初年度はともにリーグ優勝を果たしている。“Vの使者”に、ふさわしい番号といえる。

 さらに、台湾や中国では「二」の字は左右対称で調和がとれて、バランスが良い数字として好まれるという。巨人の歴史を振り返ると、陽と同じ台湾出身の呉新亨(萩原寛)がつけたこともあった。

 「巨人・陽岱鋼」誕生の瞬間が近付いている。近年まれに見る大型補強を続ける巨人は、4日に電撃参戦を表明し、3年以上で総額10億円程度を提示。ライバルとみられたオリックスには6日に陽から断りが入った。楽天への返答はないが、巨人の獲得は決定的となっており、年内の合意を目指している。

 この日、台湾滞在中の陽は「ナイキ・オール台湾ベースボールキャンプ」に参加し、野球教室を行った。大手紙の「中国時報」(電子版)によれば、地元メディアに対して「確かな事情は分からない。代理人に任せているが(移籍先が)家族にとって良い環境であってほしい。すべて代理人の会社を通しているので、どんなニュースが出てくるか分からない」と話すにとどめたという。

 覇権奪回の使者に-。背番号「2」の真新しいユニホームに袖を通すときが迫っている。
(サンケイスポーツ)

 故障しないで活躍できるとよい。

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