税金の無駄遣いや徴収漏れなどの指摘金額は570件、総額1568億6700万円で、7年ぶりに2000億円を下回った。このうち法令違反など悪質な「不当事項」は450件、計164億6500万円。件数、金額とも昨年度より増加した。
検査院は「指摘金額の減少は巨額案件が少なかったのが理由で、税の使い方が急に改善したわけではない。引き続き国民の安全や生活に密着する問題を中心に検査に努めたい」と話している。
指摘金額が最も多いのは防衛省で、493億4100万円。F15戦闘機のレーダー改修で、取り外した後、未改修機用のストックに回すはずの旧型部品が請負企業から速やかに返納されず修理に支障が出たことや、購入した大型消防車8台の受領時の検査不備で不具合が多発した事例など、装備品の調達に関する問題点が指摘された。
件数では厚生労働省の292件が最多。メタボ健診のシステム不備で受診者データが活用できない問題や、生活保護費の不正受給への対応不足などが指摘された。また、所管する日本年金機構についても、不要資産の国庫返納や厚生年金の未加入事業者対策の促進が求められた。
(時事通信)
公務員には、税金の無駄遣いの認識はないのだろう。
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