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2015年11月6日金曜日

オバマ大統領「機内に爆弾の可能性」 ロシア機墜落

 エジプト東部シナイ半島で起きたロシアのコガリムアビア社の旅客機墜落について、オバマ米大統領は5日、機内の爆弾が原因だった「可能性がある」との見解を示した。米ラジオのインタビューで語った。「我々は深刻にとらえている」と語り、独自の調査チームや情報機関が原因を調べていることを明らかにした。

 米首脳が墜落の原因として爆弾に言及するのは初めて。アーネスト米大統領報道官も5日の会見で「テロリストの関与の可能性を含め、いかなることも排除しない」と述べた。

 墜落を巡っては過激派組織「イスラム国」(IS)系組織が、爆破への関与を主張する声明を出している。米メディアによると、米政府の見方は、墜落直後にシナイ半島のIS関係者が交信した内容を米情報機関が傍受して分析した結果が根拠となっている。また、墜落直前に瞬間的に強い熱が出たことを米軍の衛星がとらえており、これは飛行中の同機が爆発したことを示すという。

 ハモンド英外相もIS関連団体による犯行の可能性が「かなり高い」との見方を示している。

 一方、ロシアのプーチン大統領は5日、キャメロン英首相と電話会談し、墜落原因について「正式な調査で得られたデータに基づく必要がある」と、テロと断定することに慎重な姿勢を示した。エジプト政府も5日、爆破との見方は「事実に基づいていない」との声明を出した。(ワシントン=峯村健司)
(朝日新聞デジタル)
 国内世論に配慮して、ロシアやエジプトは、テロを認めたくないのだろう。

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