11日午前9時35分。流線形のMRJが愛知県営名古屋空港を飛び立った。秋空に吸い込まれていくと、一帯は大歓声。近くの公園はカメラを向ける人らで混雑し、周辺の路上は車であふれた。東京都大田区から訪れた会社員の男性(30)は「スマートで美しい。世界の航空機産業界に割って入って欲しい」。
午前11時すぎの着陸も滑らか。操縦した安村佳之機長は「これまで経験した中でもトップクラスの操縦性と安定性だった」と振り返る。
MRJは部品の7割を外国製に頼るものの、日本企業の三菱航空機が設計し、親会社の三菱重工業が国内で組み立てる。こうした国産機開発は半世紀ぶりだ。
大型機をてがける米ボーイングや欧州エアバスの背中は遠く、MRJは「リージョナルジェット」と呼ばれる100席以下の小型機市場をめざす。
三菱重工はボーイングなどの下請けとして、求められた部品をつくる技能を磨いてきたが、機体を一から組み立てるノウハウに乏しい。設計変更や部品調達の遅れが相次ぎ、初飛行は当初の予定から4年以上も遅れた。
(朝日新聞デジタル)
国産機も、外国製の部品が多く、組み立てのノウハウが乏しくて、そんなMRJで大丈夫なんだろうか。
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