同社によると、墜落機は2001年、尾部を滑走路に打ち付ける「尻もち」事故を起こしていた。しかし、同社は「完全に修理されていた」と強調。墜落まで直近5回の飛行でも、乗員からの技術的な問題の指摘はなかったといい、「機体の状態は良好で、操縦士による人的ミスも考えられない」と説明した。
同機が空中分解したとの見方に関し、同社幹部は「機上での『物理的な働きかけ』以外には説明がつかない」と指摘し、機内で何らかの異常事態が起きた可能性を示唆した。これに対し、露航空庁のネラチコ長官は国営テレビで「何の根拠もない」と不快感を示した。国営ロシア通信は墜落現場の調査関係者の話として、爆薬が使用された形跡はこれまでのところ見つかっていないと報じている。
ロシア軍がシリア領で空爆を続ける中、プーチン政権としては世論を動揺させるテロの可能性について慎重な姿勢を貫いている模様だ。現場を視察したソコロフ運輸相は2日、プーチン大統領に「墜落機は(高高度の)上空で機体が分解し、破片は約20平方キロの広範囲に飛散した」と報告するにとどめた。
ロイター通信は2日、エジプトの事故調査関係者の話として、飛行データを記録したブラックボックスを分析した結果、外部から攻撃された形跡はないと報じた。
過激派組織「イスラム国」(IS)分派による犯行声明を巡っては、IS分派は墜落機が飛行していた高度9000メートル超を攻撃する兵器を所持していないとの見方が支配的だ。ただ、過去には国際テロ組織アルカイダ系の組織が、航空機に爆弾を仕掛けようとした事件もある。
(毎日新聞)
飛行機の不具合による空中分解だろうか。
不具合で爆発があるのだろうか。
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