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2015年11月3日火曜日

高木毅復興相 選挙区内で香典、枕花代支出…公選法に抵触も

 高木毅復興相が代表を務める自民党支部と資金管理団体が、2011~13年に選挙区内で行われた葬儀に香典や故人の枕元に供える枕花の代金として計18万4000円を支出したと政治資金収支報告書に記載していたことが2日、分かった。

 公選法は政党支部や資金管理団体が選挙区内で香典などを出すことを禁じており、法に抵触する可能性がある。香典は葬儀に議員本人が出席し、私費で出した場合は罰則が適用されないが、枕花など、それ以外の支出については罰則の除外規定がない。

 高木氏の事務所は香典について「いずれも法的に問題がない葬儀に議員本人が出席し私費で支出したケースだったが、誤って記載した。収支報告書を訂正する」と述べた。一方、枕花代は後援会の支出分を、資金管理団体のものと報告していたとして「二度と起こらないよう厳重に注意した」と説明した。

 政治資金収支報告書によると、「自民党福井県第3選挙区支部」は12年と13年に、香典2万円ずつを8回支出した。

 また、高木氏の資金管理団体「21世紀政策研究会」は11年11月、後援会幹部の妻の葬儀に、12年2月は元福井県議会議長の葬儀に、それぞれ1万2000円を枕花代として支出していた。自民党福井県第3選挙区支部は、区割り変更により現在は第2選挙区支部に名称が変わっている。

 高木氏は先月、約30年前に女性の下着を盗んだと週刊誌で報じられ、会見で「盗んでない」と額に玉のような汗を浮かべながら否定していた。
(スポニチアネックス)

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